あわ文化に触れてきた。十朗兵屋敷で阿波人形浄瑠璃|徳島移住日記

どうも!ひろしです!

6月から徳島で働く事になり、徳島県の文化や芸能に関わるお仕事してます。日本はどの県にもそれなりに特有の伝統芸能や伝統文化は残っているんですが、徳島県といえば有名なのは阿波おどり。あとは、人形浄瑠璃、阿波藍なんかが有名。

実際に自分自身で体験してみる事が大切だと日頃から思っているので、さっそく人形浄瑠璃を観に徳島にある十朗兵屋敷へ行ってきました!

人が人を表現する人形浄瑠璃

人形浄瑠璃を鑑賞することができる、阿波十朗兵屋敷へ。

十朗兵っていう悲運な死をとげた人の屋敷跡につくられた人形浄瑠璃を鑑賞できる施設。吉野川沿いの入り組んだ場所にあるため、ちょっと道がわかりづらい。道を間違いながらなんとか到着。

吉野川側から来る場合は看板が(小さいけど)あるのでゆっくり従いながら走ればたどり着けるかと。

入り口には藍色ののれんが。

入り口横の受付で入館料を支払います。

入館料はこんな感じ。

一般 410円(320円)

高・大学生 300円(240円)

小・中学生 200円(160円)

※(   )内は20名以上の団体料金

※受付にて障害者手帳をご呈示いただきますと、ご本人様のみ半額にてご入場いただけます。

参考:http://joruri.info/jurobe/guide.html

まあ一般的な料金ですかね。

そもそもここ阿波十朗兵屋敷で何ができるのかというと、

  • 人形浄瑠璃の観劇
  • 人形浄瑠璃関係の資料の展示をみれる
  • お庭をみれる
  • ショップで徳島土産が買える
  • 人形操り体験

ざっくりとこんな感じです。

ということで入館!!

お目当ては人形浄瑠璃を生で観る事だったのですが、開演まですこし時間があったのでまずは人形浄瑠璃に関する展示をみることに。

文楽と阿波人形浄瑠璃の人形の違い。

阿波人形浄瑠璃は、農村舞台など野外での公演が多かったので、大きく光沢の強い作りになっている。

展示はいたって普通な展示で、ぶっちゃけ十朗兵屋敷のHPやネットで人形浄瑠璃について調べればわかるような内容しか展示はされていませんでした。

公共の施設の展示って可もなく不可もなくな当たり障りない展示が多い。事実の羅列が基本でそれを見た人に何を感じてもらいたいのかいまいち伝わらない。

いまの時代ネットが使える世代からしたらそういう基本的な情報はネットですぐわかるわけだから、せっかく建物あって空間使っての展示なんだから、体験としてもうちょっと残るものを展示していて欲しかったな。

実物の人形を観れて触れる場所っていう他ではなかなか出来ない事をもう少し打ち出せばよいのに。

いざ人形浄瑠璃を初体験!

さてさて、阿波十朗兵屋敷の

人形浄瑠璃の公演は基本1日2回で下記のタイムスケジュールになっています。

平日・土・日・祝  11001400 の2
 平日・・・人形座のみの出演。音響は録音になります。
 土・日・祝・・・人形座、太夫、三味線が出演

811日~16
 1000113013301500 の4
 8/1116・・・人形座、太夫、三味線が出演

・上演時間・・・約30
・演目「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段

参考:http://joruri.info/jurobe/program.html

3人で一体の人形を扱う。なかなか観ていて面白い動きをします。そしてひとつひとつの動作がとても繊細。こりゃ操り手のレベルで全然違う作品に観えるだろうな。

平日は録音で公演するそうですが、この日は土曜日だったので、太夫と三味線が語りを担当。

これがなかなか迫力がある。

幕が上がり、太夫と三味線が軽快に奏で始める。人形がでてきて物語がはじまる。太夫が台詞やナレーションを全て1人で担当し、その合いの手として三味線がいろいろな表現をする。

人形浄瑠璃という芸能の表現方法と世界感はとても好きでした。

3人で1体を操ることで生まれる何ともいえない人形の動きから、三味線の音でどんど引き込まれていく。ただし、今回観た公演はあまり楽しめなかった。

伝統芸能をしているというだけで、それを発展させて残していくための創意工夫が感じられなかった。

って、そもそもこの施設がそういう目的を持って存在しているのかわからないので、なんともいえないが、せっかく観に来る人々がいるんだから挑戦的な外題も定期的にやってくれたらいいな。

こういうのは一度プロの文楽座へ出向き、みてみたいものですね。

阿波人形浄瑠璃の可能性

今回観に行って一番心が沸き上がったのは、3人の人間が人形を通して人間を演じる事。

「どうやったら悲しそうにみえるか。」

「そもそも悲しい時ってどんな時?」

「じゃあ悲しい時ってどんな仕草するっけ?」

普段意識もせずに行っている人の喜怒哀楽の表現。それを人形を通じてあらわすためにも操り手は改めて考え直す機会になるんだろうなと想像させられた。

人の心の揺れ動きや移りかわりといった繊細な世界を3人の人が息を合わせて表現していく。微妙な首の角度や手の動きなどで観る側の印象はガラリとかわる。人形遣いと義太夫の息が合いひとつの世界を生み出したとき。観ている側は人形の劇をみているなんておもわないような心持ちになる。

人形浄瑠璃という新しい世界を体験して、また表現するということの奥深さと面白さを感じられた!

いつか自分も人形操ってみたいな〜

そんで、それを引っさげて世界中を旅したい。

おもしろうそうだな。

ではでは!

ひろし